禁煙外来

禁煙外来

喫煙が、さまざまな癌、脳梗塞、心筋梗塞などの原因になることは周知の事実です。

生活習慣病としてだけでなく、産婦人科、小児科領域でも喫煙が問題になってきました。次に挙げる理由で、いがらしクリニックでも喫煙対策が急務となってきました。

  1. 喫煙は子宮内膜症の原因になり、生理痛、生理不順を悪化させます。
  2. 喫煙が不妊症の原因の1つになっています。不妊カップルは夫婦ともに禁煙が必須です。
  3. 妊娠中の喫煙は胎児に悪影響をあたえます。当クリニックでは喫煙者の入院はできません。
  4. 親が喫煙者の場合、子供が受動喫煙によりぜんそくやSIDS(乳幼児突然死症候群)の率が増すと言われています。
  5. 喫煙者には、生理痛、生理不順、子宮内膜症、更年期障害に有効なホルモン補充療法や女性ホルモン治療、または避妊のためのピルが使用できません。

禁煙外来

喫煙者の中には、禁煙したいと思っている方はたくさんいます。でも次のような理由でうまくいきません。

  • 何回か自力で禁煙をがんばったが、やめられない。
  • 薬局に売っている禁煙パッチや禁煙ガムは高価で手が出ない。
  • 禁煙パッチや禁煙の飲み薬が発売されたが、病院でも自費での処方では高い。

そこで当院では、保険診療可能な、禁煙外来を始めました。

どんな治療をするの?

受診時期 治療内容
治療前の問診・診療 禁煙治療のための条件の確認
初回診療
再診1(2週間後)
再診2(4週間後)
再診3(8週間後)
再診4(12週間後)
  1. 診察
  2. 呼気一酸化炭素濃度の測定
  3. 禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
  4. 禁煙補助薬の処方

どんな治療をするの?

  ニコチンパッチの場合*5 バレニケノンの場合*5
費用
自己負担額
(3割負担として
費用
自己負担額
(3割負担として)


初診料+再診料*1
ニコチン依存症管理料
院外処方せん料*2
7,540円
9,620円
2,040円
5,760円
7,540円
9,620円
2,720円
5,960円



調剤料*3

禁煙補助薬*4

2,800円

20,730円

7,060円
5,980円

37,660円

13,090円
合計
42,730円
12,820円
63,520円
19,050円
  • *1 禁煙のみを目的に、診療所又は許可病床数が200床未満の病院で治療を受けると仮定。再診料には外来管理加算を含むと仮定。
    (注)他の疾患の治療にあわせて禁煙治療を受ける場合、初診料および再診料については重複して支払う必要はありません。
  • *2 院外処方で、禁煙補助薬のみ処方されると仮定。
  • *3 処方せん受付回数が月4000回超かつ特定の保険医療機関からの集中度が70%超以外の保険薬局で調剤を受けると仮定。調剤基本料・調剤料のほか、薬剤服用歴管理指導料、薬剤情報提供料を含むと仮定。
  • *4 禁煙補助薬を標準的な用法・用量で使用すると仮定(ニコチンパッチは8週間、バレニクリンは12週間)。
  • *5 上記費用は2010年4月に改定された診療/調剤報酬点数に基づいて算出。

禁煙の薬ってどんなくすり?

禁煙のための補助薬であるニコチンパッチ、ニコチンガムまたはバレニクリンが使えます。
これらの薬は禁煙後の離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。バレニクリンは喫煙による満足感もおさえます。ニコチンパッチ、ニコチンガムを使うと禁煙の成功率が約2倍、バレニクリンを使うと約3倍高まります。

ニコチンパッチ*

ニコチンガム
バレニクリン
ニコチンパッチ
ニコチンガム
バレニクリン
  • 健康保険が使えます。
  • ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。
  • 毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制します。
  • 禁煙開始日から使用し、8週間の使用期間を目安に貼り薬のサイズが大きいものから小さいものに切り替えて使用します。
  • 高容量の剤形は医療用のみです。
  • 薬局薬店で購入します。
  • 口の中の粘膜からニコチンを吸収させるガム製剤です。
  • タバコを吸いたくなった時に、1回1個をゆっくり間をおきながらかみ、離脱症状を抑制します。
  • 禁煙開始日から使用し、12週間の使用期間を目安に使用個数を減らしていきます。
  • 健康保険が使えます。
  • ニコチンを含まない飲み薬です。
  • 禁煙時の離脱症状だけでなく、喫煙による満足感も抑制します。
  • 禁煙を開始する1週間前から飲み始め、12週間服用します。

*一般用医薬品にもニコチンパッチがありますが、ここでは医療用のニコチンパッチについて説明しています。