1-1 アンタゴニスト法

どのような方に

当院では第一選択の方法です。ただし卵巣機能が低い方、重度の多嚢胞卵巣(PCO)で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクが高い人には行いません。アンタゴニストはLHサージを抑え排卵を防ぎます。

方法

前周期の月経中からピルを飲んで調整します。
月経開始2~3日目からFSHかHMGを連日注射して卵胞を育てます。
注射日数の目安は9~14日です。
1番大きい卵胞が14~16mmになったら、それ以降はアンタゴニスト注射を併用して排卵を抑えながら複数の卵胞を育てます。
卵胞が18mm~25mmでE2(エストラジオール)値が1個当たり250pg/ml以上になったら、卵を成熟させるトリガーとしてHCG(OHSSのリスクがある時はアゴニスト)を自己注射します。
トリガーから34時間から36時間後に採卵します。

メリット

  • 多くの卵子が得られる可能性がある、それにより凍結胚が得られる可能性が高い
  • 多くの凍結胚が得られれば、複数回の移植が可能である
  • トリガー(卵子成熟)をアゴニストで行えるのでOHSSのリスクをかなり抑えられる
  • 採卵をする前に排卵してしまうことによる採卵キャンセルの可能性は低い

デメリット

  • 注射や採血の回数が多いため、通院回数が多く費用も高額になりやすい
  • 投与する薬の量が多いため採卵後は2~3周期卵巣を休ませる必要がある

この誘発にかかるおおよその料金

¥100,000~¥180,000

月経周期 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
月経                    
FSH or hMG注射      
アンタゴニスト注射                    
トリガー                            
超音波・採血                  

当院の体外受精の排卵誘発について