1-2 ショート法

どのような方に

AMHが低い方や他の方法で良い卵が取れなかった場合に行います。
GnRHアゴニスト(ブセレキュア)の点鼻を使う方法です。ブセレキュアははじめ卵胞を育てる作用があり、使い続けることで排卵を防ぐ作用に変わります。

方法

前周期の月経中からピルを飲んで調整します。
月経初日からブセレキュアを8時間毎に1日3回左右の鼻腔にスプレーします。点鼻は採卵が決まるまで続けます。
ブセレキュア開始翌日からFSHかHMGを連日注射して卵胞を育てます。
注射日数の目安は9~14日です。
卵胞が18mm~25mmでE2(エストラジオール)値が1個当たり250pg/ml以上になったら、卵を成熟させるトリガーとしてHCGを自己注射します。
トリガーから34時間から36時間後に採卵します。

メリット

  • セミマイルド法に比べ、多くの卵子が採取できる可能性がある
  • ブセレキュアにより強く排卵を抑制するため、採卵をする前に排卵してしまう可能性が低く採血や超音波検査の回数が少なめ

デメリット

  • 卵を成熟させるトリガーとしてアゴニストが使えないため、OHSSのリスクが高くなってしまうことがある
  • 卵巣予備能が低い場合、注射の回数が増えやすく、それでも卵があまり採れないことがある
  • 注射の回数が多いため比較的高額になる
  • 投与する薬の量が多いため採卵後は2~3周期卵巣を休ませる必要がある

この誘発にかかるおおよその料金

¥100,000~¥180,000

月経周期 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
月経                  
FSH or hMG注射    
点鼻    
トリガー                          
超音波・採血                    

当院の体外受精の排卵誘発について