1.調節卵巣刺激(COS)
GnRHアゴニストの点⿐薬を使うロング法とショート法、アンタゴニストの注射を使うアンタゴニスト法およびプロゲスチン(合成プロゲステロン製剤)内服を使うPPOS(Progestin Primed Ovarian Stimulation)法があります。当院では、アンタゴニスト法またはPPOS法を第⼀選択としています。AMHがやや低い場合などはショート法を選択します。
- メリット
- 多くの卵が得られる可能性があるので、多くの凍結胚が得られる可能性が⾼くなる
- 多くの凍結胚が得られれば、複数回の移植が可能である
- デメリット
- 注射や採⾎の回数が多いため、通院回数が多く精神的、⾁体的、経済的な負担が⼤きい
- OHSSのリスクが他の誘発法より⾼い
- 投与する薬の量が多いため採卵後は2〜3周期卵巣を休ませる必要がある
1-1 アンタゴニスト法
1-1 アンタゴニスト法 どのような方に 当院では第⼀選択の⽅法です。ただし卵巣機能が低い⽅、重度の多嚢胞卵巣(PCO)で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクが⾼い⼈には⾏い...
詳しくはこちら1-2 PPOS法
1-2 PPOS法 どのような方に 新しい排卵誘発法ですがアンタゴニスト法とならんで第一選択となる方法です。特に重度の多嚢胞卵巣(PCO)で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリス...
詳しくはこちら1-3 ショート法
1-3 ショート法 どのような方に AMHが低い方や他の方法で良好胚が得られない場合に行います。 GnRHアゴニスト(ブセレキュア)の点鼻を使う方法です。ブセレキュアははじめ...
詳しくはこちら1-4 ロング法
1-4 ロング法 どのような方に アンタゴニスト法が開発されてからあまり行っていません。卵巣機能の良好な方に向いていますが、多嚢胞卵巣(PCO)で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)...
詳しくはこちら